日誌

ふるさと協働事業

イチゴの管理作業

食農科学科2年生野菜専攻生は,日々イチゴの管理に頑張っています。
本日の実習は,イチゴの摘葉とランナーの除去です。
生育が旺盛なイチゴ苗は,放置するとどんどん葉が増え,過繁茂になってしまいます。
過繁茂は光合成を妨げるほか,病害虫,特にハダニによる被害を誘発します。
そこで,古くなった葉を中心に,摘葉をおこない,苗に十分に空間を与えてやります。
また,ランナーは過繁茂の原因にもなるので,早めに除去していきます。

香川大学農学部オンライン講座

食農科学科飼育栽培類型2年生が,
科目「野菜」の授業で香川大学農学部の
オンライン講義を受けました。
「高度環境制御による野菜栽培技術」について,
大学での最新の研究や,地球温暖化等による野菜栽培の課題等について
講義をして頂きました。
途中には,グループ討議や対抗野菜ゲームなど盛りだくさんの内容で,
普段の授業では触れられないよい体験となりました。

イチゴの実受け作業

1月に入りイチゴの収穫量も一気に増えてきました。
イチゴの果実は通路側にまとまってつきます。
そこで,たわわに実ったイチゴの花房の負荷を減らすために,
高設ベンチに実受けのテープを設置しました。
花房がテープの上に乗るので,花房の軸に余分な負荷がかかりません。
これで,大きな果実ができても安心です。

受粉のお手伝い!

敷地農場のイチゴハウスでは,イチゴの収穫で大忙しです。
12月からイチゴの花の受粉にはハウス内に
クロマルハナバチを放飼しています。
クロマルハナバチはミツバチよりも大きいですが,
温厚で人を刺すことはほとんどありません。
ハウス内に十数匹を放飼しています。
ハウス内の気温の上昇とともに活発にお仕事を行っています。

 

神戸ワイナリー研修

食農科学科野菜専攻2・3年生が兵庫県の神戸ワイナリーへ
ワイン醸造に関する研修に行きました。
神戸ワイナリーは関西トップクラスの規模で,毎年たくさんのワインを醸造しています。
私たちが醸造するイチゴワインとは,多少醸造方法が異なりますが,
ワイン醸造の基礎を丁寧に教えて頂きました。
研修会では,園内のブドウ園の管理や工場内の見学,
醸造方法の違いによるワインの味の変化について試飲(ブドウジュース)を
しながら学ぶことができました。
今後のイチゴワイン醸造の参考になるいい研修会でした。

東祖谷まごころ市出張販売

東祖谷歴史民俗資料館前で,恒例のまごころ市出張販売を行いました。
今年は,新型コロナウイルス対策を行いながらの販売となりました。
東祖谷地区の地域の方には早朝より,たくさんお越し頂きました。
運営は食農科学科野菜専攻2年生が担当しました。
販売品目は,新鮮野菜をはじめ,鶏卵・食品加工品・ジャム類・味噌・クリ・
パンジー・ビオラなどの草花・イチゴワインなどたくさんの商品を用意しました。
おがげをもちましてすべての商品を完売することができました。
住民の方々に喜んで頂けたのでよかったです。
ありがとうございました。

イチゴの花が満開です!

敷地農場で栽培しているイチゴの花が満開を迎えています。
早いものは,すでに着果しています。
本日は,食農科学科野菜専攻3年生が開花と受粉の確認作業と,
ランナーと古葉の除去を行いました。
これから収穫まで病害虫や温度管理に気をつけながら管理していきます。

冬イチゴの防寒対策

11月に入り,イチゴハウスと温室の朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
そこで,ハウス温室内の防寒対策とイチゴ苗の休眠対策を行いました。
食農科学科野菜専攻2年生が,まずはハウス・温室の内張りを設置しました。
出入り口や窓等を塞ぐことによって,室内の保温効果が期待できます。

次に,日中の二酸化炭素不足を補う炭酸ガス発生装置を設置しました。
これは,保温のため室内を閉め切ることによって二酸化炭素不足が生じ,
光合成能力が低下することを補う目的があります。

また,緑色LEDを設置しました。緑色LEDはイチゴ苗の休眠防止に効果があり,さらにうどんこ病等の病気を防ぐことができます。 LEDは日没後の1時間と深夜に1時間点灯させます。

最後に温風暖房機を設定と点検を行いました。夜間,10℃以下になると稼働するように設定しました。開花も一斉に始まり,12月からの収穫に向けて大切に育てていきます。

JR大歩危駅での販売・PR活動

食農科学科野菜専攻班2年生がJR大歩危駅でイチゴワイン「高原の煌」と イチゴとブルーベリーのミックスジャム「ベリーベリージャム」の 販売とPR活動を行いました。 JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の乗客の皆さんや, 地域住民の皆さんなどたくさんの人に購入して頂けました。 今回はコロナの関係でワインの試飲はできませんでしたが,予想以上の売れ行きと 反響を頂きました。 送迎のセレモニーにも参加し,楽しいひとときを過ごすことができました。

冬イチゴの定植

食農科学科野菜専攻班2年生が,冬イチゴの定植を行いました。
定植した品種は「紅ほっぺ」「さちのか」です。
準備しておいた高設ベッドに一株ずつ丁寧に植え付けていきました。
これで,7月に早期定植を行った「よつぼし」を加えた冬イチゴが出そろいました。
これから温度や養液などの管理に注意しながら,12月からの収穫に向けて
大切に育てていきます。

冬イチゴ栽培の準備

敷地農場のイチゴビニールハウスで,
食農科学科2年生野菜専攻班が,冬イチゴの定植準備を行いました。
高設ベッドに培土を追加し,養液用のチューブを設置しました。
その後,白黒マルチをベッド上に敷いていきました。
最後に苗を植え付ける場所をマークし,カッターで植え穴を開けていきました。
冬イチゴの定植は,来週から始まります。
これから定植までに養液の準備やイチゴの苗の管理などを行っていきます。

「箸蔵とことん」かき氷販売実習

食農科学科野菜専攻班が製造した「三好校イチゴシロップ」「三好校スイカシロップ」を使用したかき氷が,地域交流拠点「箸蔵とことん」で販売されています。
そこで,野菜専攻班2年生が実習の一環としてかき氷の販売を行いました。
氷にシロップをかけたり,商品を受け渡すなどの業務を行いました。
たくさんのかき氷を販売できました。
1杯200円ですので一度ご賞味ください。

また,同じく三好校で製造したブルーベリーシロップは,ジェラートして販売されています。 こちらもおいしいですので,お試し下さい。

ふるさと協働による高校教育の質の向上・充実化事業

令和2年度・3年度の2年間,徳島県から事業の指定を受けることができました。今後,活動報告を随時行っていきます。
本事業の目的とねらいは下記のとおりとなります。

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 三好地区の夏秋イチゴ栽培は東みよし町水の丸地区を中心に標高1000m前後の気候を利用し,全国で初めて栽培した西日本一の産地である。夏秋期のイチゴは,ほぼ輸入に頼っており,品質の高い国産イチゴの要望は強く,水の丸夏秋イチゴは全国的に高い評価を得ている。ところが,近年,栽培農家が減少し,後継者不足が深刻となり,県外からの若手移住者に引き継いでいるのが現状である。ほ場標高が高く,アクセスが悪いのも衰退を加速させている原因の一つである。さらには地球温暖化の影響で夏の気温が上がり,これまでの標高地域での栽培に支障が出始めている。このままでは,西日本一の夏秋イチゴの産地が失われてしまう可能性がある。
 そこで,低標高ほ場や猛暑でも安心して夏秋イチゴ生産ができる栽培技術を研究し,従来の促成栽培と組み合わせた「イチゴの周年栽培」を目指す。また,夏秋イチゴを使用した新商品の開発など「イチゴの町みよし」を県内外にアピールし,地域活性化に貢献することを目的として本事業を行う。
 これらの取組を通して,食の安全への関心の高まりや,食料自給率の低下,農業従事者の高齢化などを背景に,野菜栽培でも注目される技術の導入を図り,大学・企業・地域産業などの教育資源を活用したキャリア教育の推進,専門教育の深化につなげていく。加えて,本事業の取組を全国に発信することを前提に,生徒の情報発信技術・コミュニケーション能力・課題解決能力を向上させ,地域活性化と地方創生を図る能力と態度を育てる。
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 食農科学科野菜専攻班が中心となって本事業を推進していきます。